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木琴とは、木でできた音板をピアノの鍵盤のように並べたものをマレットと言われるばちで叩いて演奏する打楽器のことです。木琴には大きくシロフォンとマリンバの二つに分けられます。シロフォンはヨーロッパで発達したもので、倍音構造で調律されており、3オクターブ半の音域を持ち高く硬い音が特徴の楽器です。一方マリンバはラテンアメリカで発達したもので、属音構造で調律されており、一般的に5オクターブの音域を持つ上に鍵盤がシロフォンより広く厚く作られているので深く豊かな音色が特徴という違いがあります。
木琴楽器の音色を左右するマレットにも様々な種類があり、打部が硬質ゴムやプラスチック、ゴムに毛糸を巻いたもの、木綿糸を巻いたものなどがあります。柔らかい素材でできた打部で音板を叩くと柔らかく優しい音、硬い素材でできたもので叩くと硬くはっきりとした音色が得られます。基本的にマレットは両手に一本ずつ持って演奏しますが、片手に2~3本ずつ持つ場合も多くあります。